派遣薬剤師の求人、採用について
医薬品は安全な使い方をすれば人に役立ちますが、危険な使い方を
すれば健康を害してしまうことになります。
薬剤師は医薬品に関する高度な知識を持ち現場に適応する能力が
要求される仕事です。
薬剤師に必要な資格やスキル
<スキル>と<モラル>は薬剤師に要求される大きな条件だと
言えるでしょう。
薬剤師を採用したい企業は、この二つの要因が高いか低いかを
判断して採用を考えます。ここでは、この組み合わせを考えて
薬剤師を採用する立場から見て<どういう人材が良いのか>を洗い出します。
一番目は、スキルが低くてモラルが低い人材です。
これは問題外で話にもなりませんし薬剤師だけでなく、どこの業界でも
採用することはないでしょう。
採用側としたら、このような人材は書類審査の段階で簡単に見つける
ことができ簡単に落とすことになります。
ですから履歴書を書くときには、誠心誠意書くことが必要です。
二番目は、スキルが高くてモラルが高い人剤です。
これは一番目とは正反対にある最高の人材になりますが、こういった
人材は大部分が大手企業に就職します。
膨大な求人層である中小のドラッグストアや調剤薬局に来るのは
極めて少ないケースだと考えられます。
三番目は、スキルが高くてモラルが低い人材です。
実際のところ、この人材が一番やっかいだと思いますし一般的には
犯罪者タイプの知能犯です。
自分勝手な判断をして突っ走り暴走して組織を大混乱させるタイプです。
採用側としては、こういった人材は徹底的に排除しなければなりません。
スキルは高く書類審査は問題なくパスしてきますから面接によって何とか
防がなければなりません。人事担当の腕の見せ所になります。
四番目は、スキルが低いがモラルが高い人材です。
中小のドラッグストアや調剤薬局が欲しがっているのは、このタイプの人材です。
なぜスキルが低いのにもかかわらず中小の薬局が欲しがるのでしょうか?
モラルは人格と強い結びつきがありますから簡単に変えることはできません。
しかしながら、スキルは経験やトレーニングによって、どんどんと
伸ばすことができるからです。
薬剤師の仕事は<画期的なアイデアとか鋭いセンスが必要な仕事は、
ほとんどいらない>といってよいでしょう。
それよりも地道にコツコツと正確無比な積み上げが必要になる仕事が大部分です。
ここで大切なことが<モラルの高さ>です。
中小の薬局は、こういったダイヤの原石のような人材を採用して仕事を
しながら<スキルも高くモラルも高い>人材への磨き上げていくわけです。
以上、薬剤師を採用する立場から見てどういう人材が良いのかをご説明いたしました。
薬剤師を目指す人は、モラルが高いことを忘れずにいてほしいと思います。
薬剤師の転職、失敗する原因とは?
転職しようと決心しても、転職は人生の大きな転機なので常に不安が付きまとうものです。 転職に成功する人もいれば失敗する人もいるので尚更ですよね。 そこで今回は転職の体験談から、後悔しない転職への道を模索してみましょう。
1.病院から薬局へ
勤務を開始してから病棟でも活躍していたものの、人間関係に悩んで身体の不調を感じるように。これを機に予防医学に興味を持ち、漢方薬局に転職を決意する。
しかしいざ転職してみると、漢方よりも化粧品の販売業務が多く「美容部員をやりたかったわけではない」と半年で退職。これは情報をしっかり集めていなかったせいで失敗したケースです。
2.調剤併設のドラッグストア
ドラッグストアに勤務していたが、将来開業できればと思い、調剤が併設されているドラッグストアに転職。
処方箋の受付数が少ないので自分でも勤まると思っていたが、保険制度や医薬品などを独学で勉強する必要があり、焦りと不安からミスが続いてしまう。そんなある日、OTCメインの店舗への異動を言い渡されて自信を失った。
この場合は調剤未経験にも関わらず、研修とフォロー体制が充実している企業を選ばなかったのが失敗の原因です。
失敗談を見てみると、事前の確認と情報収集が充分でない場合が多いので、どのような企業なのか、仕事内容、職場の雰囲気などを人の意見だけに惑わされずに、自分の目で見極めることが大切です。
大学を決める時はオープンキャンパスに行きますし、引っ越しをするなら物件の内覧に行き、新卒であれば企業の説明会に参加すると思いますが、転職でも同じことが言えます。
また、転職活動中は目先の美味しい情報に食いついてしまいがちですが、それだと本来の転職の目標が達成できないことがあります。薬剤師として自分がどのようにして貢献していきたいのかを明確化しないと、また転職を繰り返す恐れも。
かといって、一人で転職活動をするのは限界があるでしょうし、納得のいく転職を実現させる為にも豊富な情報を持つ専門家に相談するといいでしょう。
ブランクがある薬剤師も再就職できる?
妊娠・出産・育児などでブランクがあると再就職に対してネガティブになりがちですが、ブランクがあるからといって過剰な心配は不要です。
ここ10年間だけでも薬剤師が置かれている状況が一変しましたが、ブランクのある薬剤師も積極的に雇用されています。子育て中のお母さん薬剤師も再就職が可能なので、ポイントを押さえて成功させましょう。
1.待遇と条件
転職してからガッカリすることにならないように、事前に待遇と条件を確認しておきましょう。 残業・有給休暇・年間休日・研修・セミナー・資格奨励制度など、自分が希望する条件を満たしているのかが重要になってきます。
ただ、自分で企業に問い合わせて聞き出すのは勇気がいることなので、転職サイトを利用してコンサルタントやアドバイザーに代わりに確認してもらうとスムーズです。
2.保育園・幼稚園
小さいお子様があるお母さん薬剤師なら、お子様の預け先を確保しなくてはいけません。 自宅から近いところに保育園や幼稚園があるとは限らず、公立の保育園は希望すればすぐに利用できるわけではありません。
念の為に、お子様が急病や怪我の時にも臨時で保育を依頼できる施設を確認しておくことをおすすめします。
両親や兄弟などに頼れるならいいのですが、いざという時の為に助け合えるママ友達を作っておくのもいいでしょう。
3.面接
再就職において一番大切なのは、採用する側に立って、雇用する人間に何を求めているのかを考えることです。
採用する側にとってメリットのある人材であることをアピールする為に、清潔感のある見た目、話し方等に気を付けましょう。
採用する側はブランクがあるのを知った上で面接する時間を割いてくれるわけなので、ブランク以外の理由で判断される確率が高いです。
どんな仕事をしたい、お客様・患者さんに対してどのように役立ちたいと考えているのか、将来的にどのような薬剤師になりたいのか等を伝えましょう。自分の経験やスキルに合った求人を見極めることも、再就職を成功させるコツです。